このブログについて
経営カンペは、経営の教科書と現場のあいだで考えたことを書いているブログです。
週末にさっと読んで、月曜朝から何か一つ試せる。本番前にチラ見するカンペのように、気軽に使えるヒントをお届けします。
「経営カンペ」という名前について
カンペは、カンニングペーパーの略です。テストのときにこっそり見るあれです。
もちろん、本当のテストでカンペを使うのはダメですが、仕事は違います。むしろ、使えるものは何でも使った方がいい。本で読んだこと、人から聞いたこと、過去の経験。本番前にさっと見返して、少しでも良い判断ができるなら、それでいいと思っています。
このブログが、読んでくださる方にとってのカンペのような存在になれたら嬉しいです。会議の前、プレゼンの前、決断を迫られたとき。ふと思い出して、「あ、あれ使えるかも」と思ってもらえたら。
そんな想いを込めて、「経営カンペ」と名付けました。
なぜ始めたか
経営に関する本や記事を読むのは好きでした。フレームワークを学び、成功事例を読み、なるほどと思う。でも、いざ現場で使おうとすると、思ったようにいきません。
状況は教科書どおりに整理されていません。登場人物は合理的に動きません。必要な情報は揃っていないし、時間もありません。
最初は「自分の理解が足りないのかな」と思っていました。でも、だんだん気づいたのは、理論をそのまま使えることの方が珍しいということでした。
理論は地図のようなものです。地図があれば迷いにくくなるけれど、地図どおりに道があるとは限らない。工事中かもしれないし、近道があるかもしれない。地図を持ちながら、現場を見て判断する。その繰り返しなんだと思います。
だったら、その試行錯誤を記録しておこう。うまくいったことも、いかなかったことも。あとで振り返ったときに役立つかもしれないし、同じようなことで悩んでいる誰かの参考になるかもしれない。
そう思って、このブログを始めました。
書いていること
このブログでは、主に以下のようなことを書いています。
経営書やビジネス記事をもとにした考察: 読んで面白かったもの、現場で使えそうだと感じたものを取り上げます。内容の紹介だけでなく、自分なりの解釈や、どう応用できそうかを考えます。
実際に試してみた結果: 理論を現場で使ってみて、どうなったか。うまくいったこともあれば、まったくうまくいかなかったこともあります。その両方を正直に書きます。
現場で気づいたこと、考えたこと: 本には書いていないけれど、仕事をしていて気づいたこと。言語化しておきたいと思ったことを書きます。
このブログのスタンス
正解を教えるブログではありません。
経営に唯一の正解はないと思っています。業界も、会社の規模も、フェーズも、チームのメンバーも、全部違う。誰かにとっての正解が、別の誰かにとっては不正解になることもあります。
だからこそ、このブログでは「こうすべき」という書き方は避けようと思っています。代わりに、「自分はこう考えた」「こう試してみた」という形で書きます。
読んでくださる方が、「自分の現場ではどうだろう」と考えるきっかけになれば嬉しいです。答えを渡すのではなく、一緒に考える。そんな距離感を大切にしたいと思っています。
更新について
週末に記事を更新することを目指しています。
月曜から試せるヒント、というコンセプトなので、日曜の夜か月曜の朝に読んでいただくのがちょうど良いかもしれません。
更新頻度は無理のない範囲で続けていきます。長く続けることを優先したいので、毎週必ず更新、とはお約束できません。ご了承ください。